収穫祭が似合う家

鉄骨3階建の2階部分ほぼ全てを22.3帖のLDK空間としました。南面から北面へと一部屋となっており採光や風通しはとても快適です。床はオークフローリングを採用し、同質材を折り上げ天井の一部に貼り、縦長空間の形状を強調するデザインとしました。

チェッカーガラスの入ったブルーグレーの雰囲気あるアンティーク調のドアを開けると22.3帖のLDKが迎えてくれます。

南北に長い建物形状を利用し、照明は板張りの折上げ天井に間接照明を入れることで、部屋全体を包み込むような優しい明かりになりました。

既存南面は中窓のみで少し暗い雰囲気でした。そこで赤い破線まで窓開口を大きくすることで南側の採光と風通しを十分に取り入れることができました。また新たに造ったウッドデッキのおかげで窓を全開にしてもひと目を気にすることなく、くつろげる空間に。リビングのアクセントクロスはチェッカーガラスのドアカラーと合わせ、統一感と落ち着きある雰囲気に。リビングボードにはメディアコンセントを配置することで見た目もスッキリ。

リビング＆ダイニングで使用するモノはLDK中央部に配置。見た目もテイストに合わせてルーバータイプのクローゼット扉とし、ヴィンテージ感を演出。またダイニングテーブル上部にはレトロ風裸電球のペンダントライトを。吊り下げているだけでヴィンテージカフェのような雰囲気に。見た目だけでなくフィラメント部分はLEDなので省エネ、且つ電球からの発熱もほとんど無いため、万が一触れても安全です。また、明るさは好みのシーンに合わせて調整できます。

約10帖の広々としたウッドデッキ。モーニングコーヒー、洗濯干し、家族や友人と一緒にBBQなど、2階にあることでひと目を気にすることなく時間を楽しめる空間です。また縦長の敷地を利用し南側には家庭菜園ができるよう畑土を準備。収穫祭は家族の恒例行事になりそう♪デッキ材は造船に使われる宮崎産の「飫肥杉（おびすぎ）」強度、耐水性に優れた木材に、浸透性自然オイル塗装で仕上げました。

2階LDKから3階への階段は、壁面で囲まれたセミオープンな空間。使い勝手の良さと、2階にいても3階の気配を感じることができる階段スペースです。

狭小ながらクローゼットが2つあるロフト付き子供部屋。将来分割することを想定して照明、スイッチ、コンセント、収納、ドア、机スペースなど全てダブル配置。秘密基地のようなロフト空間は、きっとお子さんの創造力を育むことに一役。

サニタリールームは、ヴィンテージモダンなLDKの雰囲気を損なうことなく、トラディショナルなストライプカラーの壁紙をセレクトしました。懐かしくそれでいて新鮮な空間です。

トイレは2階、3階各フロアに1箇所ずつ配置。限られたスペースの中で、階段下を利用した2階トイレはナチュラルモダンな空間に。鉄骨柱の奥行きスペースを利用し、ラインを揃えたカウンター手洗いと収納を造りました。

北向きの玄関なのでどうしても暗いイメージでしたが、明るいホワイトを基調したカラーに一新。軒、壁面一部にはウッド調のサイディングでアクセント。また、リノベーション前は駐車場のない建物だった為、1階部分を玄関とインナーガレージに刷新（最大5台まで駐車可能）。玄関ホール南側には家族用玄関もあり、雨の日も濡れることなくダイレクトに宅内へ入ることができます。また敷地の南側には畑土を新たに入れ、約6.3坪の畑スペースを造りました。家庭菜園のあるライフスタイルは、きっと家族みんなの人生を豊かにしてくれると思います。

ガレージの床は、道路からの高低差を少しでも抑えるために「ローラーストーン」を採用。本物の石貼りよりも薄く仕上げることができ、早く、安価にできます。

「ローラーストーン」の動画は▶こちら