夫婦で愉しむシンプルラグジュアリー空間

築25年の鉄骨3階建て中古住宅を終の棲家にリノベーション

マンションから戸建てへと住替えを決断されたMさま。素材やディテールにこだわりながらシンプルモダンな空間にクラシカルな家具をセレクトしたインテリア空間。しつらえを楽しみながら上質な時間を過ごす。そんな空間が出来上がりました。

リビングに入ると目に飛び込むストーンのようなイタリア製大判タイル。空間を重くさせない質感とナチュラルな色調のため壁一面貼っても主張し過ぎないアクセントに。ブラックタイル部分にはバイオエタノール暖炉があり、炎が美しい空間を演出してくれます。また天井を折り上げ天井にした際には埋め込みエアコンや天井換気扇は空調効率と見た目を考慮した新たな位置へと移設しました。

中庭の見える窓には

中庭が見える大きな既存FIXには、奥様が素材にこだわったカーテンを。ドレーブはトルコ製のまるでレーヨンパイルのような高貴な光沢を放つベルベット。高密度で重厚感があり、且つ質感はしなやかでしっとりしている生地。光の当たり方によって美しく色が変わって見えるのが特徴的です。

レインボーに光る刺繍糸

レースもトルコ製。植物モチーフをアールデコの幾何学的な配置でモダンにアレンジした裾絵羽柄(エバ柄)の刺繍シアー。ボリュームのあるコード刺繍糸のダブル使いが特徴でサブレボイルベースで透け感が少ないため、掃き出し窓にも安心してお使い頂けます。またFIXに面した床には鏡面タイルを使用。大型の既存FIXの結露対策と美しさを兼ねたアクセントとしました。

とてもスマートな暖炉

とてもスマートでインテリア性が高いバイオエタノール暖炉「ecosmartfire」
工事中の様子は▶こちら

エレガントなダイニング

リビングからつながるダイニングにも同じよう天井は折り上げ天井とし間接照明と中央に二連のLEDシャンデリアを。クリスタルガラスの美しい煌めきが華やかな空間に。

空間をスマートに二分する総重量約100キロの強化ガラス間仕切り開閉戸

リビングとダイニングの中間にはもともと間仕切り開閉扉(折れ戸式)がありました。空間が広いため間仕切りをしたいというのがご要望でしたが、折れ戸式の扉では折りたたんだ扉の厚さのボリュームが半端ないため、扉は壁の中に収納する引き込みタイプの間仕切り開閉扉としました。

キッチン横のパントリー壁面をぶち破り、建具の収納スペースを確保。建具はレール式としてレールは天井裏で補強材にガッチリ固定。100キロ超えのガラス戸も専用吊りレールのおかげで軽くスライドします。

アクリル板と違い透明度が高いガラス戸は締め切ってもフレームが細いため違和感のない、リビングダイニング空間が広がります。またお掃除をしてもアクリル板のように細かいキズがつかないため、拭き掃除後はとてもクリアです。

リビングダイニングの入り口はオリジナルドア。モダンな格子の框ドアはチーク材で製作し自然塗料(オスモカラー)を塗り、質感を活かしマットに仕上げました。

 

リビング北側にはもともと床の間付きの畳スペースがありました。畳スペースとフローリング境にはタレ壁があり、とても閉塞感がありました。タレ壁は撤去しスッキリとさせ、古典的な床の間は間接照明を使ったモダンなジャパニーズ空間に。「冬はこたつでまったりします」と奥様。


エントランスは「modern classic」

中古住宅購入の決め手となった中庭の見えるエントランスホール。床の黒御影石はそのままとし、玄関収納は扉を交換し「リメイク」扉はチーク材にリビング同様の自然塗料仕上げ。またご夫婦で探されたミラーは一点物。壁面には消臭調湿効果の高いストーン柄の機能性タイル(エコカラット)を貼り重量感を演出。ホールFIXのドレープはリビングの色違い、やさしいローズカラーをチョイス。

クラシカル&エレガントなサニタリー空間

既存のトイレは小便器と洋便器がパーティションで仕切られている仕様でしたが、洋便器とゆったりとした手洗い空間に。クロスはクラシカルなダマスク柄の輸入クロス。エレガントな雰囲気を醸し出してくれます。

サニタリーの窓は床からのFIX&横すべり窓(連窓)に取替え、こちらにもエレガントなカーテンをチョイス。1m80cmのワイドでモダンな洗面化粧台はホテルのようなサニタリー空間です。


安息のマスターベッドルーム

主寝室は壁面に調湿効果の高い機能性タイル(エコカラット)をチョイス。ホワイトを基調としたシンプル&ラグジュアリーでちょっぴりリゾート感のあるベッドルームに。ご主人お気に入りのバルセロナチェアがより一層雰囲気を演出してくれます。

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